FXの取引を始める前にまずどの通貨ペアを選ぶのかというところから始まります。通貨ペアとは取引を行う2か国の通貨の組み合わせで、日本とアメリカなら「ドル円」のように2か国の通貨が組み合わさるものになります。
また、私たちは証拠金に日本円を使いますが、円を含まない「ユーロドル」のような組み合わせも扱うことが可能です。
そういう意味で、為替市場に参入している国のすべての通貨の組み合わせがあり、かなり多数の選択肢があることになるのです。
しかし、通貨ペアによってスワップも違い、値動きも時間帯によって異なり、何を扱うのがいいのでしょうか?
通貨ペア選びは非常に重要なポイントですので、今回はその点を見ていきます。
通貨ペアの種類と一覧
通貨ペアはどれくらいの種類があるのでしょうか?
以前紹介したOANDA JAPANを見てみましょう。
こんなにありました!思っていたよりも多かったです。
この中のすべての通貨ペアの取引が出来るわけで、どれが取引しやすいのが最初はさっぱり分かりませんでした。もちろん証券会社によっても異なりますが、およそ20ペア~100ペアくらいの数になるのではないでしょうか。
通貨ペアの取引量
国際決済銀行(BIS) は3年に1度外国為替市場の取引状況を報告しています。最新の2016年のデータによれば通貨ペア別の1日あたりの取引高の第1位はUSD/EURで全体の約23%、第2位にUSD/JPYの約18%、USD/GBPの約9%とこの3つの「円」を含んだ通貨ペアで全体の約半分を占めています。
こうやって見ると「円」という通貨の人気があるようにうかがえます。
これは日本が超低金利国で他国と比べた時に金利の高い国との金利差であるスワップポイントが発生し、金利差収入を稼ぐというのが理由の一つにあります。いわいるキャリートレードという運用方法です。
世界的に大きい出来事が起こるときにはリスク回避で円買いというのが、為替市場全体の常識になっています。
最初に選ぶ通貨ペアは2つ|ドル円とユーロドル
ここまででたくさんの通貨の種類があり、円が取引されているというのが分かりました。最後にどの通貨ペアを選んでいくのがいいのか解説します。
勝つためのトレードは勝ちやすい相場を見つけることです。勝ちやすい相場はどんなときか?
それはトレンドが発生しているとき。トレンドが発生したときに、エントリーしていくのです。
では最後にトレンドが読むために、重要な情報は何か?
それはアメリカ、日本、ヨーロッパの経済です。先進国の経済ニュースこそFXのトレンドを発生させます。そして、その中でも「ドル円」と「ユーロドル」はどの証券会社もスプレッドが小さいため取引コストが最小限に抑えることができます。
さらに多く取引される通貨であることからマイナー通貨に比べて、急な変動も多くはないので最初の取引には向いています。
トレンドを作る情報が多く、スプレッドの小さい「ドル円」と「ユーロドル」から攻略していきましょう!